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敬老の日の由来

敬老の日の由来は二つあると言われています。

一つは聖徳太子が四天王寺を建てる際に、設置した「悲田院」という
今で言う「老人ホーム」が建てられたのが「九月十五日」だったとされる説です。
聖徳太子は当時大陸の文化を取り入れることに熱心で
「一流の国家は福祉も一流でなくてはならない」という考えの下に
「悲田院」を建てたというのだから、進歩的にもほどがあるというほど、進歩的ですね。

もう一つは、元正天皇が「養老」の故事にならって元号を「養老」としたのが9月15日だったという説です。
元正天皇は奈良時代の第44代天皇で女帝。
昔話に「養老の泉」というのがあり、親思いの青年が 父親の病気を治したいと願っていたところ、
祈りが通じ霊泉から酒が沸いて、その酒を飲んだ父親が元気になったという孝行話です。
その話を聞いた元正天皇が 新しい年号を「養老」にした と言うことです。

敬老の日の始まり

敬老の日は、当初「としよりの日」という名前で昭和29年に 制定されました。でもこの言い方はちょっと・・・と言うことで
昭和39年に現在の「敬老の日」の名称に改められ 国民の祝日に加えられました。
そして昭和41年に「国民の祝日法」が改正されたのを機に、 「老人を敬愛し長寿を祝う。
と同時に老人福祉に対する関心、向上、理解を深める日」として、国民の祝日となりました。

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